M.2 SATA SSDは、携帯ラップトップや小型の構築済みシステムなどのより小型のフォームファクタシステムでデータストレージのフォームファクターを改善する手段として開発されました。M.2 SATAを使用する場合、2.5インチSSDと比べて速度が向上するわけではありませんが、サイズははるかに小型化されるため、ワークステーション内の複雑性を軽減することができます。SATAはストレージの標準として確立されているため、M.2 SATAドライブではさまざまなコンピュータシステムとの互換性が非常に高くなります。例えば、SATAドライブは、サーバー全体の電源を落とすことなく交換できることから、サーバーでも広く使用されています。さらに、サーバーとM.2 SATA SSDとの互換性はM.2 NVMe PCIeドライブよりも高く、ほとんどのサーバーで、深刻な問題やダウンタイムを生じさせることなく、ドライブを起動または交換することができます。M.2 SATA SSDは、高性能向けではない一般ストレージ用に設計されていることから、ドライブ容量がより大きく、コストも比較的安価です。速度重視しないのであれば、M.2 SATAは大容量ストレージやバックアップ向けの最適な選択肢となります。

M.2 NVMe PCIeドライブ接続は、ここ数年で次々と導入された新しい接続タイプの1つです。M.2 NVMeドライブは、最大64Gbpsの転送速度を誇るフラッシュストレージ専用に作られているため、コンピュータの起動速度やアプリケーションの読み込みを高速化することができます。サーバーに対しては、M.2 NVMe PCIe SSDはレイテンシを低くして、大きなデータセットに対する転送速度を高めるため、データ利用をよりシームレスにします。M.2 NVMe SSDは一般的に、あらゆるタイプのSATAベースドライブよりもコストが高くなる傾向にあり、容量よりも速度と性能に重点が置かれています。性能と応答性を重視するのであれば、M.2 NVMe PCIe SSDをストレージとして使用することをお勧めします。

市場で入手可能なあらゆるドライブが、当社のエンクロージャ/アダプターとの互換性を備えているわけではありません。非対応ドライブおよび対応ドライブのリストについては、製品ページにあるよくある質問タブをクリックしてご覧ください。リストに含まれないドライブでも動作する場合がありますが、当社ではテスト検証を実施していません。当社では、以下の人気の高いM.2 SATAドライブとNVMeドライブを推奨しています。